鎌倉の里山保全を持続可能にするために。

カマクラキコリス

近年、木材の市場価格の低迷により、戦後植林されたまま放棄され、 荒れ果てた里山が全国で増えています。
北鎌倉にある「六国見山森林公園」も、その例にもれない放棄林でしたが、 里山ボランティアの活動により、少しづつ元の里山の姿を取り戻しつつあります。

木々を間引いて山をきれいに手入れしても、 木材の出荷にはその何倍もの費用がかかってしまうため、 間伐した木々は山の中に放棄され、自然の中で朽ちるのを待つだけになります。

何十年もかけて大きく育った六国見山のヒノキ。

ただ捨てるのではなく、商品にして陽の目を見せてあげられないだろうか。
そして商品を売ったお金で、少しでも里山をきれいにできないだろうか。
そんな思いから、鎌倉ヒノキの商品化への道が始まりました。

木材加工は隣町である藤沢市に工場をかまえる「La Muga」に依頼。
ブランディングには鎌倉で活躍するクリエイター達が集結。
地域の力で、鎌倉ヒノキは「カマクラキコリス」へと生まれ変わりました。